こんばんは!
管理栄養士のchikaです
こんな深夜にブログ書くのは初めてです…
夜にケータイやテレビを見ると
寝付けなくなるので
いつもは控えているのですが…
今、筆がノッているので
勢いで後編まで書きます!!
ちなみにですね、
私、小学校勤務時代に
給食で使う加工食品の原材料配合表を
チェックするという仕事もしていました。
なかなか大変な仕事でした。
表示義務がない添加物とか、
原材料の原材料の原材料とか…。
加工食品の表示って、本当に複雑なんです
抜け道なんていくらでもあるし……。
さらに!
私、牛乳業界のことも
ちょっとばかり詳しいです
同じく小学校勤務時代に、
企画&取材したことがあるんです。
乳牛さんがたくさんいる牧場と、
そしてメグミルクさんの工場。
徹底的に質問して、
一般の人には公開していない製造ラインも
何度も潜入させてもらいました
勤務時間外も何度も足を運んだ…
あの、暑い夏の日々が思い出されます…
関係者の皆様、
その節は大変お世話になりました!!!
でも今回、ヨーグルトという食材を選んだのは
たまたまです(笑)
前置きが長くなりました
後編いきまーす!!
《検証3.原材料名》
これまた加工食品には表示義務がある
(これまた例外もありますが)
「原材料名」を見てみましょう♪
使っている量が多い順に記載されています。
「普通」も「脂肪ゼロ」も、
いたってシンプルな原材料でした。
情報が少なすぎて、謎だらけです
「普通」のほうは、
『生乳』に、
『乳製品』という何かしらの副材料を加えて
ヨーグルトを作っているのですね。
そして肝心の「脂肪ゼロ」のほうは…
主材料が『乳製品』だと。。。
なんだこれは。。。
私が頭をひねって想像したのは、
次の2つです。
〈仮説A〉
主材料の『乳製品』は
「普通」ヨーグルトなのでは!?
「普通」ヨーグルトをもとに、
何らかの加工をして
「脂肪ゼロ」ヨーグルトを作る。
合理的なやり方かなぁ。
〈仮説B〉
主材料の『乳製品』は
脱脂乳のことでは!?
普通に売られているパック牛乳にも
「低脂肪牛乳」ってありますよね。
原乳を、円心分離して(他にも様々な工程を経て)、
脂肪分を取り除くという技術は昔からあります。
(脱脂粉乳を飲んでいた世代の方はお分かりですよね)
その、脂肪分を取り除いた牛乳を使うと
「脂肪ゼロ」ヨーグルトが作れるのかなぁ。
それから、『乳たんぱく質』って!?
〈仮説C〉
これは『カゼイン』のことかな!?
『カゼイン』は、乳たんぱく質の一種です。
そもそもは牛乳に含まれている成分ですが、
凝固剤等として使われる、食品添加物です。
カゼインとは…
脱脂粉乳に水や酸を加えて固め、
分離、精製し、乾燥させて作ります。
主にオーストラリアから輸入しているそうです。
【参考文献:新食品成分表FOODS (株)東京法令出版】
仮説A、B、Cどれも
私の推測でしかありませんので悪しからず。
《検証4.その他の情報を探ってみる》
もうひとつ、表示されている情報がありました。
無脂乳固形分と、乳脂肪分です。
「普通」ヨーグルトに比べて、
「脂肪ゼロ」ヨーグルトは
『乳脂肪分』が激減していることがわかります。
(まぁ、当然のことですね。)
でも、どうやって???
どうやって、乳脂肪分を減らしているの???
明治さん、メグミルクさん等
大手メーカーのホームページを探りましたが…
残念ながら、
乳脂肪分を減らすカラクリについての情報は
見つけることができませんでした
企業ヒミツってことなのでしょうね。。。
開示されている情報が少なすぎます!!
ちなみに、ほんの一例ですが
こんな事情もあります。
加工食品に関して、
今の日本の法律では
抜け道がたくさんあるのです。
いくらでもごまかしが利きます。
消費者はかなり不利な立場にある。
だからこそ、消費者がきちんと知識をもって、
賢く選べるようにならなくてはいけない。
消費者の選択によって、
メーカーを変えることはできるのですから。
私は常々そう思っています。
《結論》
「普通」ヨーグルトと
「脂肪ゼロ」ヨーグルトを比較して。
○味は違う!!!
○脂肪が減った分、エネルギーも減っている!
○原材料が具体的に何なのかは不明。
○何らかの方法で乳脂肪分を取り除いている。
食品添加物を使っているのか、
物理的な方法なのか(円心分離など)は不明。
とにかく、
「脂肪ゼロ」の方が加工度が高いことは
確実です
「より自然な状態のものを食べる」
という私の信条で判断すると、
私はこれからも
「普通」ヨーグルトを買おうと思います。
今回このような比較検証をして
けっこう楽しかったし勉強になったので
今後、また気が向いたら
ほかの「ゼロ食品」も考えてみようかな。
以上です!
お読みいただきありがとうございました
心も体も健康で
幸せな生活ができますように。
管理栄養士のchikaです
こんな深夜にブログ書くのは初めてです…
夜にケータイやテレビを見ると
寝付けなくなるので
いつもは控えているのですが…
今、筆がノッているので
勢いで後編まで書きます!!
ちなみにですね、
私、小学校勤務時代に
給食で使う加工食品の原材料配合表を
チェックするという仕事もしていました。
なかなか大変な仕事でした。
表示義務がない添加物とか、
原材料の原材料の原材料とか…。
加工食品の表示って、本当に複雑なんです
抜け道なんていくらでもあるし……。
さらに!
私、牛乳業界のことも
ちょっとばかり詳しいです
同じく小学校勤務時代に、
企画&取材したことがあるんです。
乳牛さんがたくさんいる牧場と、
そしてメグミルクさんの工場。
徹底的に質問して、
一般の人には公開していない製造ラインも
何度も潜入させてもらいました
勤務時間外も何度も足を運んだ…
あの、暑い夏の日々が思い出されます…
関係者の皆様、
その節は大変お世話になりました!!!
でも今回、ヨーグルトという食材を選んだのは
たまたまです(笑)
前置きが長くなりました
後編いきまーす!!
《検証3.原材料名》
これまた加工食品には表示義務がある
(これまた例外もありますが)
「原材料名」を見てみましょう♪
使っている量が多い順に記載されています。
「普通」も「脂肪ゼロ」も、
いたってシンプルな原材料でした。
情報が少なすぎて、謎だらけです
「普通」のほうは、
『生乳』に、
『乳製品』という何かしらの副材料を加えて
ヨーグルトを作っているのですね。
そして肝心の「脂肪ゼロ」のほうは…
主材料が『乳製品』だと。。。
なんだこれは。。。
私が頭をひねって想像したのは、
次の2つです。
〈仮説A〉
主材料の『乳製品』は
「普通」ヨーグルトなのでは!?
「普通」ヨーグルトをもとに、
何らかの加工をして
「脂肪ゼロ」ヨーグルトを作る。
合理的なやり方かなぁ。
〈仮説B〉
主材料の『乳製品』は
脱脂乳のことでは!?
普通に売られているパック牛乳にも
「低脂肪牛乳」ってありますよね。
原乳を、円心分離して(他にも様々な工程を経て)、
脂肪分を取り除くという技術は昔からあります。
(脱脂粉乳を飲んでいた世代の方はお分かりですよね)
その、脂肪分を取り除いた牛乳を使うと
「脂肪ゼロ」ヨーグルトが作れるのかなぁ。
それから、『乳たんぱく質』って!?
〈仮説C〉
これは『カゼイン』のことかな!?
『カゼイン』は、乳たんぱく質の一種です。
そもそもは牛乳に含まれている成分ですが、
凝固剤等として使われる、食品添加物です。
カゼインとは…
脱脂粉乳に水や酸を加えて固め、
分離、精製し、乾燥させて作ります。
主にオーストラリアから輸入しているそうです。
【参考文献:新食品成分表FOODS (株)東京法令出版】
仮説A、B、Cどれも
私の推測でしかありませんので悪しからず。
《検証4.その他の情報を探ってみる》
もうひとつ、表示されている情報がありました。
無脂乳固形分と、乳脂肪分です。
「普通」ヨーグルトに比べて、
「脂肪ゼロ」ヨーグルトは
『乳脂肪分』が激減していることがわかります。
(まぁ、当然のことですね。)
でも、どうやって???
どうやって、乳脂肪分を減らしているの???
明治さん、メグミルクさん等
大手メーカーのホームページを探りましたが…
残念ながら、
乳脂肪分を減らすカラクリについての情報は
見つけることができませんでした
企業ヒミツってことなのでしょうね。。。
開示されている情報が少なすぎます!!
ちなみに、ほんの一例ですが
こんな事情もあります。
加工食品に関して、
今の日本の法律では
抜け道がたくさんあるのです。
いくらでもごまかしが利きます。
消費者はかなり不利な立場にある。
だからこそ、消費者がきちんと知識をもって、
賢く選べるようにならなくてはいけない。
消費者の選択によって、
メーカーを変えることはできるのですから。
私は常々そう思っています。
《結論》
「普通」ヨーグルトと
「脂肪ゼロ」ヨーグルトを比較して。
○味は違う!!!
○脂肪が減った分、エネルギーも減っている!
○原材料が具体的に何なのかは不明。
○何らかの方法で乳脂肪分を取り除いている。
食品添加物を使っているのか、
物理的な方法なのか(円心分離など)は不明。
とにかく、
「脂肪ゼロ」の方が加工度が高いことは
確実です
「より自然な状態のものを食べる」
という私の信条で判断すると、
私はこれからも
「普通」ヨーグルトを買おうと思います。
今回このような比較検証をして
けっこう楽しかったし勉強になったので
今後、また気が向いたら
ほかの「ゼロ食品」も考えてみようかな。
以上です!
お読みいただきありがとうございました
心も体も健康で
幸せな生活ができますように。